e-boxのみなさまこんにちは。講師の斎藤彰重です。
今日はこのe-boxの歴史についてご紹介します。意外と歴史があるんですよ!
1999年–映画《ユー・ガット・メール》を字幕なしで鑑賞しよう
この年、「ユー・ガット・メール」という映画が世界中で大ヒットしました。トムハンクスとメグライアンが主役をつとめる、かわいいラブストーリーです。ごらんになった方もたくさんおられると思います。
1999年というと、インターネットがようやく普及しはじめた頃です。この映画は、今ではすっかりポピュラーになった「ネット上での出会いと恋愛」をテーマにした、当時としてはかなり先取りしているプロットをテーマにしてストーリーでした。
恋愛映画であり、また主人公が当時世界中で大人気のトムハンクスとメグライアンだったこともあり、日本でも特に女性に大人気の映画でした。そのためか、多くの女性の「この映画を字幕なしで観たい!楽しみたい!そのために英語を勉強したい!」という声が聞こえてきました。
そういう声を聞きましたので、「では、この映画の台本を完璧に書き起こして、それを翻訳しつつ解説しながら勉強するようなホームページを作ったら、多くの人に喜んでもらえるかもしれない」と思い立ち、さっそくそういうホームページ制作にとりかかりました。
このときのホームページのサイト名が「e-box:世界でいちばん小さい英語教室」という名前だったのです。
おかげさまでそのホームページは、数千回のアクセスをいただきました。(当時のホームページの技術に”アクセスカウンター”というのがありましたので)
このホームページは、メーリングリストと連動していました。このメーリングリストの購読者はだいたい200名ぐらいだったと思います。
そして《「ユー・ガット・メール」で英語を勉強しよう》という企画は、毎日1本のメール配信を行い、結局1年かかって映画1本(約2時間)の台本を勉強することができました。
一本の映画の勉強に1年もかけるなんて・・!
終わってみれば、ずいぶんと気の長い、そして、メーリングリスト配信に付き合ってくださった読者の皆様もタイヘンだったんじゃないかな?と思います。
2001年-英字新聞を読もう
2001年といえば思い出されるのが、アメリカでの同時多発テロ、いわゆる《9・11》です。この大事件で世界中が大変なことになった年でした。
この事件をきっかけに、日本でも「事件の最新の状況を知るためには、日本の新聞やテレビを見ているのではなく現地アメリカのニュースサイトを直接読まなければ」「そのためには英語スキルを身につけなければ」という機運が高まりました。この機運が高まったのも、インターネットの普及がさらに進んだことが後押ししたこともあります。
そこで私はこの「e-box:世界でいちばん小さい英語教室」を再起動させ、《英字新聞や英語ニュースサイトの記事を直接読みながら英語スキルをアップさせよう》という企画を立ち上げ、9・11テロの情勢を伝える英語新聞ニュースサイトを翻訳して紹介しながら、ポイントポイントでキーワードなどを解説するページの展開を行いました。
2002年-《ハリー・ポッター》を原語で読もう
映画《ハリー・ポッターと賢者の石》が公開され、世界中でハリーポッターブームが起きたのが2001年です。
J・K・ローリングの原作は1999年ごろに発表されていましたが、日本で本格的に大ブームになったのは映画と連動した2001年のころだったと記憶しています。
映画の大ヒットと連動して、「《ハリー・ポッターと賢者の石》のペーパーバックを原語で読みたい!」というニーズが高まったのです。
そこで私は、「e-box:世界でいちばん小さい英語教室」の次の企画として、「《ハリー・ポッターと賢者の石》のペーパーバックを原語で読もう!」というコンテンツの展開を行いました。
しかし・・・そうはいっても《ハリー・ポッターと賢者の石》のペーパーバックって、数百ページというボリュームがあります。はたして、こんな大きな課題の本をみんな読めるだろうか?という不安もありましたが・・
これも結局、約1年かかって1冊を読み上げることができました。
2003年-海外ドラマ《ER》を原語で観よう
ハリーポッターとほぼ同時に日本で大ブームになったのが、海外ドラマです。なかでもビッグヒットしていたのが《ER-救急救命室》です。
これもまた、このドラマを日本語吹き替えでなく英語で楽しみたい!というニーズが高まっていましたので、私はこれを「e-box:世界でいちばん小さい英語教室」でチャレンジしてみたのです。
2005~2006年-”TOEICを200点アップさせよう”講座
(あとで書きます)
2007-2017年-e-box休止期
このあいだの10年間で、インターネットはさらに大きく普及しさらに便利なものになりました。いちばん大きな変化は《スマホの普及》でしょうか。
「e-box:世界でいちばん小さい英語教室」が取り扱う英語レッスンの世界は、非常に地味なものですので、そのコンテンツはスマホではうまく再現できないのです。
そういうこともあり、またテクノロジーが大胆に日進月歩に変化していて、その変化に自分がついていけなくなったこともあり、e-boxの活動は休止することにしました。
2018年-TOEIC個人レッスン企画
「ある子がTOEICで730点取ることを自分の年間目標にしてがんばっている」というのを人づてに聞きました。
それで「この子が目標達成するのをお手伝いしてみよう。今度はインターネットスタイルではなく、あえてマン・ツー・マンの地道な取り組みをやってみよう」という気になりまして。この子に約1年つきっきりになってみたのです。
おかげさまでこの子(Dくん)は、300点台からスタートして、1年後には690点まで成長することができました。Dくんは今も、730点を目指してがんばっていて、僕もときどき指導させていただいています。
2019~2020年-《e-box:世界でいちばん小さい英語教室、リターンズ》
今回、とあるところからインスピレーションを得ることができ、この2020年のインターネットのテクノロジーで「e-box:世界でいちばん小さい英語教室」の世界観を表現できる見込みが立ちましたので、満を辞して「e-box:世界でいちばん小さい英語教室」を再起動させる運びになりました。
e-box:世界でいちばん小さい英語教室、リターンズ。
です。