We thank you for your order —— regret to advise that it cannot be processed because the items are currently out of stock.
(A) or
(B) but
(C) whether
(D) either
ストーリーの情景を把握してみよう
非常にシンプルで、説明がなくても情景がつかめると思いますが、あえてじっくり読んでみましょう。
We thank you….
で始まっていますが、
regret…
という、ネガティブワードがきましたね。つまりこのあとに続くのは「悲しいお知らせ」なのでしょう。
その証拠に、
cannot be processed…
と、 “cannot”ー「できないよ」という連絡のようです。
そのあと、
because…
ときているので、「できない理由の説明」が、このあとにくるのでしょう。
たしかに、
the items are currently out of stock.
と言っています。「アイテムが在庫切れ」だそうです。残念ですね。
というわけで、この文は、
ネット通販かなにかをしたけれども、在庫切れですごめんなさい、という連絡のメールの文章のようです。
文章には、アップとダウンの「波」がある
今日のこの例文はとてもシンプルです。こういうシンプルな文章においてこそ勉強しておきたいのが、
文章には、アップダウンの波が必ずある
ということです。
この例文では、最初に”thank you” というアップがあって、次に”regret”のダウンがある、ということです。
すると、そのアップとダウンをつなぐために必要な単語は??
そうですね。”but”です。なので正解は (B)の”but”でキマリ!
このように、どんな文章にもアップダウンの波があるものです。この波に”乗る”ことができれば、どんな長い文章でも、知らない単語がたくさんあったとしても、全体の文脈を理解することはできます。
また、それで十分なのです。
大事なことを前へ前へ。その補足説明は、重要な順に前へ。
英語の最大の特徴は、大事なことを前へ前へ です。
We thank you for your order,
but (we) regret to advise,
that,
it (your order) cannot be processed,
because,
the items are currently out of stock.
この「悲しいお知らせ」のメールのいちばん大事な部分はなんでしょう?ネット通販で注文して、商品の到着を楽しみにしているあなたに、販売者の側から一番伝えなければならないのはなんでしょう?
はい、答えは “cannot be processed” (ご注文を受付できませんでした)です。
そしてこのあとに、その理由が述べられます。
“because the items are currently out of stock”(アイテムが在庫切れなため)
で、これは接客商売なため、丁寧な文章にしなければならないため、
but (we) regret to advise
を前につけます。
そしてさらに、同じく接客商売なため
We thank you for your order
というお礼の言葉が最初にきます。
この「悲しいお知らせのメール」を日本語で書くとどうなるでしょうか?
このたびはご注文ありがとうございます。
しかし、残念ですが、
ご注文いただいた商品はただいま在庫切れのため、
ご注文をお受けすることができません。
というふうに、いちばん大事な「ご注文をお受けすることができない」が、いちばん最後になります。
これが日本語の特徴です。悪い特徴とはいいません。こういう構造なので仕方ないです。
まとめ
今日のこの練習では、
- どんな文章にもアップダウンの波がある
- 「大事なことを前へ」が、英語の最大の特徴
を勉強しました。
ありがとうございました。おつかれさまでした!また明日もお会いしましょう!