——– a recent survey, the top characteristics of effective managers include adaptability and sensitivity.
(A) According to
(B) When
(C) In case
(D) Since
ストーリーの情景を把握してみよう
まずはカタカナモードでいいので、ざっくり読んでみて、ストーリーの情景を把握してみましょう。
「最近のサーベイ・・」
「トップのキャラクター・・」
「効率的なマネージャ」
「インクルードしている・・」
「アダプタビリティとセンシティビティ。」
ということのようですが・・・うーん、わからん!! なんのこっちゃ!
TOEICの世界観=ビジネスの世界観
「TOEICの世界観はビジネスの世界観」。この原点に立ち帰って、今日は単語をひとつひとつ勉強することにしましょう。
effective managers
さっきは”effective managers”を「効率的なマネージャ」と訳してみましたが、なんだかしっくりきませんね。
effectiveというのは、特にビジネスシーンでの「良い言葉」、私がいうところの「縁起のいいパワーワード」です。
すべからくビジネスシーンでは「効率がいい」ことが最善なので。
よってこのeffective を、いいニュアンスであちこちで使い回す傾向があります。
つまり”effective manager”とは、「よいマネージャ」「優秀なマネージャ」「デキるマネージャ」というニュアンスだ、ととらえるとよいでしょう。
adaptability とは? さらに adapt とは?
adaptとは 「あてはめる」というニュアンスです。「電源アダプター」をイメージしてみるとよいでしょう。
それの “….ability”(能力)なので、「あてはめることができるもの」
ということになりますよね。
つまり「適応できる力」、つまり「適応力」 というニュアンスがぴったりくるでしょう。
たしかに、めまぐるしく変化するビジネスシーンでは、どんな状況にでも適応できる人は「デキる人」といえますよね。
sensitivity とは? さらに sense とは?
“sense”はもう簡単ですよね。「感覚」「感じる」という意味です。
この”sense” に”-tive”をつけると形容詞になります。そう、”sensitive”は「感じやすい」という意味ですよね。
さらに “-ity”をつけると、形容詞がさらに名詞になります。そう、「感じやすさ」という意味になります。
こう考えたとき、英語の単語っていかようにも変化(へんげ)できるから便利だよなー、と私なんかは思うのですが・・みなさんはいかがですか?
ちょっと脱線・・接頭辞や接尾辞について
さきほどから “-ive”とか “-ability”とかを紹介しました。これらを接尾辞といいます。
単語のオシリにくっついてどんどん伸びていくのが接尾辞、
いっぽう、アタマにくっついて伸びていくのが接頭辞です。
接頭辞や接尾辞を理解しておくと、知らない単語に遭遇してもなんとなく推測できるのでとても便利です。
しかしだからといって、自由自在に新しい単語をクリエイトすることはできません。
さらには、「最後の文字が”e”のとき、次に”-ive”をつけるときは、その”e”は”i”にしないとうまくつながらない」というルールが非常にたくさんあります。このルールを覚えようとは決してしないでくださいね。(そういうのは文法学者の仕事です)
ルールを覚えるぐらいなら、単語そのものを覚えたほうがラクです。
ちょっと脱線・・スペルミスを恐れなくてよい
さいわいなことにTOEICは、スペルの正確さを問う試験ではないです。
実際のビジネスシーンでも、どんなネイティブの人でもスペルミスはしますし、
パソコンやスマホで英文を書くときは自動スペルチェックが機能してくれますし。
なのでみなさんも、スペルの正確さにはあまりナーバスにならないでくださいね!
characteristics
長い単語ですねー。”キャラクタリスティクス”ですね。日本語で読んでも舌を噛みそうです。私も、この単語のスペルを絶対間違いなく書ける自信はないです(苦笑)
つまり、「そのキャラクターが持っているもの」 という意味です。
つまり「特徴」という意味なのです。
単語のニュアンスが大体抑えられたので、もういちど情景を把握してみよう
——– a recent survey, the top characteristics of effective managers include adaptability and sensitivity.
(A) According to
(B) When
(C) In case
(D) Since
「最近のサーベイでは、デキるマネージャのトップにくる、つまりもっとも多い特徴は、適応能力と敏感さを含んでいる」
というニュアンスのようです。
すると解答は、”According to”がぴったりきますね。
よって正解は (A) “According to” でキマリ!
解答にいきなりジャンプしてしまいましたが、この”According to”を選ぶひとつの決め手になるのは、
「”When”や “In case”や “Since”を持ってくるためには、そのあとは文節でなければならない」というルールがあるからで、
それにしてはこの文には、
主語[S] “characteristics” + 動詞[V] “include” + 目的語[O] “adaptability and sensitivity”
しかないからです。
実際、この問題文は、そのルールを知っているかを問うている問題です。
include
さて、includeについてまだみていませんでしたね。
この例文の includeに、なにか違和感を感じませんでしたか?
違和感を感じたあなたは、とても正常な感覚をお持ちです。
includeが能動態で使われる場面って、日本人の私たちには馴染みがないです。
たとえば
“Breakfast is included in this hotel fee.” 「このホテルの料金には朝食が含まれています」
“Caffeine is included in this beverage.” 「この飲み物にはカフェインが含まれています」
というのが、私たち日本人には一般的です。
しかしですね。
includeを能動態で使うことも、実はとても多い。
ということを、ここで覚えてほしいです。
先の例文では
“This hotel fee includes breakfast.” 「このホテルの料金は朝食を含みます」
“This beverage includes caffeine.” 「この飲み物はカフェインを含みます」
というふうに、よりシンプルな表現のほうが一般的です。
なぜ一般的か? 答えは簡単。単語の数が少ないからです。
とくに現代の英語では、「単語の数をより少なく、シンプルに言い切ろう」という傾向があり、この傾向はグングン進むものです。
では最後に、正解をあてはめた状態で、見直しておきましょう。
According to a recent survey,
the top characteristics of effective managers
include
まとめ
今日のこの練習では、
- TOEICのビジネスシーンでよく使われる単語のかずかず
- 接頭辞と接尾辞についてカンタンに
- 定番の”According to…”
- ちょっと馴染みのない”include”
を勉強しました。
ありがとうございました。おつかれさまでした!また明日もお会いしましょう!