Yearly utility costs for the new energy efficient headquarters will be about 50% lower than those of ——– designed buildings.
(A) conventionally
(B) convention
(C) conventions
(D) conventional
選択肢 “convention…”について考えてみよう
選択肢は “convention…”というワードの集まりですね。
この “convention” という単語、あまりなじみがないと思います。
なので、このワードについて観察しましょう。
“convention”という単語で、なにを思い浮かべますか?
そう。「伝統」という単語が思い浮かぶと思います。
この「伝統」から派生して、「もともとある」「ずっと前からある」というニュアンスがあります。このニュアンスを身につけておいてほしいのです。
また”convention”には、「会議場」という意味もあります。これもTOEIC-すなわちビジネスシーン-にもよく使われるので、ぜひ身につけておいてほしい。
では文型を分解しよう
“Yearly utility costs…” ときて、 “for..” ときてるので、”costs”が主語[S]なんだな、ということがわかると思います。
そのまま目を流していって ”will be about…”ときています。
なので “will be” が動詞[V]だということがわかります。”beのあとにさらに動詞があれば受動態かもしれないですが、そうではなく” about”がきているので、これは受動態ではないな、ということが逆にわかると思います。
“be”が動詞[V]ならば、そのあとは補語[C]がこなければなりません。それはどこなのかを考えましょう。
そうです。 “about 50% lower”が補語[C]ですね。
“lower than”と言っています。何から”より低い”のでしょうか?
“those of…”と言っています。 「◯◯のそれよりも….」ということですね。
「—–のデザインされたビルよりも」と言っています。そしてここに”conventional-もともとデザインされたビル”というワードが来るようです。
なので解答は (A) “conventionally”が入ることがわかります。
全体をもういちど俯瞰しよう
そういわれてみると、”conventionally”(もともとある)に対応するべきワード “new”がありましたね。
あ、そうか!
「あたらしい本社ビルは、もともとあるビルよりも、コストが50%もローワーだ」というふうに、うまいぐあいに対応してるな、ということがわかりますか?
TOEICの世界観
これは毎回強調したいことなので、何回でも説明しますね。
TOEICの世界観は、ビジネスシーンの世界観です。
つまり、
- コストが下がる
- 効率がいい
- 利益が上がる
- より合理的だ
というのが、とても重要なテーマなのです。みなさんの毎日のビジネスシーンでもこれは同じはずです。