1-16-0018

Department managers are required to ensure all the staff members they supervise have a ——– understanding of the company mission.
(A) clear
(B) clearly
(C) clarity
(D) clears

—— が後ろのほうにあるときは、ちゃんと最初から読んでいこう

—— が後ろのほうにあるときは、ちゃんと最初から読んでいきましょうね。
決して、”—— の前後の部分だけ読んで判断すればいいや” などと手を抜いてはいけませんよ!

文章全体をしっかり読もうとするときは、どんな文型なのかをしっかり把握する習慣を身につけましょう。

“are” という動詞が見えたので、この前の部分が主語なんだ、ということがまずわかります。そうです。”Department managers” が主語[S]です。

そして “are required..”と書いてあり、「…が求められている」ということがわかります。

この部分 “are required”が動詞[V]だとわかります。

なにを求められているんだろう?

“to ensure”と言っているので「エンシュアすること。確認すること。」「しっかり◯◯していること」といっています。

つづいて “all the staff members”といっています。「スタッフ全員が」と言っています。

つぎに “they supervise…” と言っています。「彼らがスーパバイズする…」と言っていますね。

では、この “they” は、どっちの人なんでしょう?

managers でしょうか? staffs でしょうか?

ちょっと脱線

マネージャーとスタッフの上下関係を考えてみましょう。マネージャが上司でスタッフが部下です。

「マネージャがスタッフをスーパバイズする」わけですよね。(コンビニの店長とバイトスタッフの上下関係と同じです)

だとすれば、”they”は”managers”である。。。ここはオッケーですよね?

本文に戻ろう

ここまでで “they”が主語[S]で、つづく” supervise”が動詞[V]だということがわかりました。

すると・・あれ?

“Department managers”が主語[S]で、その動詞[V]が”are required”でした。
なのにまた主語”they”と動詞”supervise”[V]が登場しています。

主語[S]と動詞[V]のセットがふたつありますね。

これはどういうことでしょうか?

そうです。

Department managers [S1] ….. are required [V1] …..

members [S2] …. have [V2] …. understanding [O2]
という二重構造になっているんですね。

さらにいうと

Department managers [S1] ….. are required [V1] …..

members [S2] (they[S3] …. supervise[V3]) …. have [V2] …. understanding [O2]

という、三重構造になっていることが見えますか?

もういっかい本文全体を観察してみると、

Department managers are required to ensure / that / all the staff members / that / ( they supervise ) have a ——– understanding of the company mission.

という骨格が見えるようになってほしいのです。

では、核心の部分を。

ポイントは ” a ——– understanding” です。

“undestanding”は名詞なので、その前に来るのは形容詞でなければなりません。

選択肢には “clear…”が並んでいるので 「クリアーな理解」 という意味になる形容詞を選べばいいことになります。

なので正解は (A) “clear”にキマリ!です。

選択肢をハメてみましょう。

Department managers are required to ensure / that / all the staff members / that / ( they supervise ) have a clear understanding of the company mission.

「マネージャは、スーパバイズしているスタッフ全員が、カンパニーミッションのクリアーな理解を持っていることをしっかりエンシュアしていることを、リクワイアされている」

ということですね。

あえてカタカナ説明でとどめておきますね。

というのも、いつも言っているとおり、

「TOEICは、正しい翻訳ができるかどうかを試験するテストではない」

からです。