Department managers are required to ensure all the staff members they supervise have a ——– understanding of the company mission.
(A) clear
(B) clearly
(C) clarity
(D) clears
—— が後ろのほうにあるときは、ちゃんと最初から読んでいこう
—— が後ろのほうにあるときは、ちゃんと最初から読んでいきましょうね。
決して、”—— の前後の部分だけ読んで判断すればいいや” などと手を抜いてはいけませんよ!
文章全体をしっかり読もうとするときは、どんな文型なのかをしっかり把握する習慣を身につけましょう。
“are” という動詞が見えたので、この前の部分が主語なんだ、ということがまずわかります。そうです。”Department managers” が主語[S]です。
そして “are required..”と書いてあり、「…が求められている」ということがわかります。
この部分 “are required”が動詞[V]だとわかります。
なにを求められているんだろう?
“to ensure”と言っているので「エンシュアすること。確認すること。」「しっかり◯◯していること」といっています。
つづいて “all the staff members”といっています。「スタッフ全員が」と言っています。
つぎに “they supervise…” と言っています。「彼らがスーパバイズする…」と言っていますね。
では、この “they” は、どっちの人なんでしょう?
managers でしょうか? staffs でしょうか?
ちょっと脱線
マネージャーとスタッフの上下関係を考えてみましょう。マネージャが上司でスタッフが部下です。
「マネージャがスタッフをスーパバイズする」わけですよね。(コンビニの店長とバイトスタッフの上下関係と同じです)
だとすれば、”they”は”managers”である。。。ここはオッケーですよね?
本文に戻ろう
ここまでで “they”が主語[S]で、つづく” supervise”が動詞[V]だということがわかりました。
すると・・あれ?
“Department managers”が主語[S]で、その動詞[V]が”are required”でした。
なのにまた主語”they”と動詞”supervise”[V]が登場しています。
主語[S]と動詞[V]のセットがふたつありますね。
これはどういうことでしょうか?
そうです。
Department managers [S1] ….. are required [V1] …..
と
members [S2] …. have [V2] …. understanding [O2]
という二重構造になっているんですね。
さらにいうと
Department managers [S1] ….. are required [V1] …..
と
members [S2] (they[S3] …. supervise[V3]) …. have [V2] …. understanding [O2]
という、三重構造になっていることが見えますか?
もういっかい本文全体を観察してみると、
Department managers are required to ensure / that / all the staff members / that / ( they supervise ) have a ——– understanding of the company mission.
という骨格が見えるようになってほしいのです。
では、核心の部分を。
ポイントは ” a ——– understanding” です。
“undestanding”は名詞なので、その前に来るのは形容詞でなければなりません。
選択肢には “clear…”が並んでいるので 「クリアーな理解」 という意味になる形容詞を選べばいいことになります。
なので正解は (A) “clear”にキマリ!です。
選択肢をハメてみましょう。
Department managers are required to ensure / that / all the staff members / that / ( they supervise ) have a clear understanding of the company mission.
「マネージャは、スーパバイズしているスタッフ全員が、カンパニーミッションのクリアーな理解を持っていることをしっかりエンシュアしていることを、リクワイアされている」
ということですね。
あえてカタカナ説明でとどめておきますね。
というのも、いつも言っているとおり、
「TOEICは、正しい翻訳ができるかどうかを試験するテストではない」
からです。